梅雨に入り、この季節の花「沙羅双樹の白い花が咲いているだろうと」確認してから、午後東行庵に出かけた。
・・・祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。・・・平家物語第一巻「祇園精舎」に書かれているもの。
それほど花の数は多くはなかったが、白い花を見ることができた。 蕾は真ん丸。日本では夏椿と言うらしいが葉はこの画像の様に椿とは異なる。 調べるといろんなことが書いてあった。・・・日本に自生している「夏椿(ナツツバキ)」は朝に開花し夕方には落下する儚い白い花です。仏教の無常観を表す尊い花として、各地のお寺に沙羅双樹の代用として植えられています。葉の形が沙羅双樹と似ていることも代用される理由です。・・・
いつものことだが、壇ノ浦の近くに住んでいるからか、私はその後の、・・法皇、建礼門院大原の閑居の御住まひ・・・の大原行幸が好き。
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