春先の苛立っていた気持ちだったが、1通の往復はがきが元気を与えてくれた。送られてきた往復はがきは子供の頃の学校のクラス会の案内である。1000Km近くも離れた故郷でのたった2時間のクラス会だが、それでも行くことにして、早速ホテルの予約と飛行機の切符を手配した。故郷を離れてもう50年にもなる。故郷を離れた人の共通事項だと思うが、TVの旅番組で故郷の風景が映し出されようなら、子供の頃と比べてしまい、その変化に驚くと同時にいつも懐かしさがこみ上げてくる。かってはいつでもすぐにでも帰れるようにと家の購入は東京駅から電車で1本の場所を選んだし、交通費+αだけはいつも別の財布で準備していたものだったが、父母が亡くなり世代が代わるとそれも考えなくなった。
「志を果たして、いつの日にか帰らん」・・そんな言葉も志の無かった人間にとっては帰れない、帰らないの言い訳になってしまった。近頃一層涙もろくなった私は、今でもこんな気持であるから多分当日涙を流してしまうだろう。
案内を受けてから春らしい日差しの中で植木鉢の手入れが楽しい時間となった。
今咲いているのはアネモネ、サイネリア、リビングストンデイジーである。他にはクリスマスローズとラベンダーが準備をしている。こんな色のアネモネも面白い。
サイネリアはほぼ終わりかけて元気をなくしていたのだが、大幅に枝を切り再生させたがこれ以上元気がでないみたい。
ラベンダーが綿毛に包まれている。
案内状:この校舎は建て替えられたもので、通っていた頃とは異なる。正門に桜があったことは覚えているがこの桜の木かどうかの記憶は定かではない。
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