昨日はにわか雨が降ったが、今日は秋晴れの良い天気。やはり晴れれば気持ちの良いものである。
今夜は赤間神宮で開催されたイベントに参加した。夜8時から約1時間ちょっとのミュージカル仕立ての歴史物語である。主催は下関観光キャンペーン実行委員会で、毎年秋の10月の毎週土曜日の夜に開かれる。場所は赤間神宮の境内の階段を主舞台として開かれ入場無料である。階段下から水天門までの広場に椅子が並べられており、観光宿泊客には指定席が用意されている。
案内書の説明には「平家が、義経が,武蔵が、小次郎が、晋作が、竜馬がこの海峡に夢をかけた。」とある。
舞台の赤間神宮のライトアップ画像。
「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。」このナレーションで舞台が開始され、これを聞くと時代が800年ほど前にワープする。京から西へ追われる二位の尼と女官。
壇ノ浦の源平の戦い。知盛や義経。
安徳帝と二位の尼。なぜか私の記憶では「祇園精舎の鐘・・・」よりも「かかりしほどに法皇は文治二年の春の比建礼門院の大原の閑居の御住居・・・」の方が強く頭に残っている。
次は耳なし芳一の琵琶法師。このエピソードが一番好きかな。
幻想的な赤色の照明の中の琵琶法師と平家の亡霊。
時代は巌流島の佐々木小次郎と宮本武蔵の決闘。
その後、時代が幕末から明治にかけて。高杉晋作の奇兵隊。
最後は女郎に落ちた平家の女官たちが赤間神宮に参拝する「上臈道中」の再現。
舞台のエピソードの切り替わりには平家踊りの太鼓の演奏が行われた。
この源平Night in 赤間神宮は以前もここで観覧したことがあるが私は好きだ。駐車場も警備員が出ていたし、舞台照明、音楽も素晴らしかった。多くの人に見てもらいたいものである。この場所が赤間神宮であるからなお一層その場所にいるような臨場感があった。
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