秋晴れの日、稲穂と彼岸花を求めて北に向かった。行き先は豊田町の奥野棚田である。ネットで調べて菊川から国道491号を走った。行ってみてびっくり。国道と言いながら1車線、それも幅がやっと、行き違いが出来ない貴飯峠と川棚越。もう2度と行かない。初めての人間は国道が県道より整備されていると信じているのだ。道は遠回りでもみのりの丘から行けばよかった。帰りはこちらを通った。棚田は丁度一部が刈り取りが終わり、まだ黄色の稲穂が見える丁度良い時期であった。稲穂の端淵には彼岸花が咲いていた。一部は耕作放棄地があり、居住者のいない傷んだ家もあるが、まだ一部の田畑は斜面にある少しの家が管理しているようだ。
さわやかな透き通った秋の空が気持ちよい。いつもの事ながら、これは居住者ではない旅人の感想である。ここに住む人はそれなりの苦労の連続であったろうと思う。今の私には家、土地を継ぐ重要性が理解できていない。
残念なことにこれらの田畑には、イノシシの侵入を防ぐために電流のバリアがあるようだ。三脚を持って歩くには少し怖かった。近頃ほとんどところで網や金網が見られるようになった。彼岸花は豊田、菊川の平地の田んぼでも多く見られた。でも絵になりそうもない。帰りは西の市の温泉へ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
名前は匿名、ハンドルネームで可、URLなければ不要です。