3月5日。 春になったのでのんびりと電車に乗り車窓からの風景を楽しむ旅に出かけてみた。窓に春の光を受け、ディーゼルの音を聴きながら、心地よい振動に誘われて、眠い! 寝るな! と必死に堪えながら寝入ってしまう・・この楽しさに誘われました。行き先は八代から肥薩線で人吉、吉松、隼人、鹿児島のルートと日豊本線。熊本までは黄砂+PM2.5の影響か霞んでいたが山の中に入り春らしい陽気となった。新線建設当時、日露戦争で海辺の線路がロシアの艦砲射撃を受ける恐れを避けるために、こちらを先に建設し鹿児島本線となったという経緯だそうです。
一番の見所はここ大畑(おばた)駅からのスイッチバックとループによる急坂の登坂。最大傾斜30/1000だそうです。右側からホームに入り、バックして手前の工事している人の前に入り、再度前進して左側の山を巻く斜線にはいりぐるっと回ってこの写真撮影の場所に上がってきます。
サービスがよいから山の上で写真を撮れる様に臨時停車してくれます。スイッチバック時運転士が前の車両から後ろの車両へ車内を移動するのも面白いものです。
八代から人吉への電車は2+1の座席編成の1両のワンマンカーでした。
人吉でちょっと表に出ると急流と称される球磨川の川くだりが行われていました。球磨川の水量が多いのに驚きました。
いよいよ本番は人吉からは「いさぶろう」「しんぺい」と呼ばれる観光電車です。概観は普通のディーゼルと代わりません。この名前は当時の建設にたずさわった 当時の逓信大臣山縣伊三郎、同区間開業当時の鉄道院総裁であった後藤新平の何由来するそうです。ボックス座席は団体が主の指定席ばかり。指定席とは知らなかった私たち数人はトイレ前の長座席。
車両は木製が強調された内装です。
大畑駅舎の内部は記念の貼り付けばかり。現代鉄道教の神社札。
矢岳駅の時刻表1日、5便の縦書き表示。昼は2便だけで途中の列車交換もありませんので、途中停車の景観サービスがいっぱいです。吉松駅では殆どの客が出迎えの観光バスや、接続の鹿児島行きの特急で離れて行きました。残ったのは学生と私の10人ほど、行くところのない駅前で1時間の時間つぶし。観光で来ていた同じ年代でも楽しみ方が違うのはちょっと複雑。
隼人で日豊本線に乗り換えて錦江湾沿いに南下して鹿児島に向かいます。1両だけのワンマン電車。左側の窓から眺めると急に桜島の噴火。本物にびっくり。
それでは・・と鹿児島中央駅に降りてすぐ駅ビル屋上の真っ赤な観覧車に乗って桜島をみる。
kuroさん、遠出されましたね。
返信削除ローカル線の鈍行の旅、楽しそうですね。
スイッチバックの写真はなかなか面白いですね。
今では他のところではあるんでしょうか。
桜島の噴火も見事に捉えていますね。
楽しい写真をありがとう。